VPSサーバーの構築 第5回 CentOS7 apache MariaDB PHP7 2018
前回までで、OS、apacheのインストール、ドメインの設定とPHPのインストールまで完了しました。
今回はデータベースである、MariaDBのインストールを行なっていきます。
MariaDBとは
CentOSではMariaDBが標準となっています。
MariaDBとは、オープンソースリレーショナルデータベースシステムの一つで、MySQLの派生版のようなものです。
MySQLよりもセキュリティや拡張性が高いことから、徐々に人気が高まってきています。
最近はレンタルサーバーもMariaDBを採用する会社が多くなってきています。
今後、MariaDBが主流になっていくかもしれません。
今回はこのMariaDBを導入していきましょう。
MariaDBをインストール
前回から一度ログアウト等してしまった方は、まずsshでログイン後にrootに権限を変更してください。
yumでMariDBをインストールします。
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yum install mariadb-server |
進めていくうちにいいかどうか聞かれますので、yで先に進めてきます。
これでインストールが完了しました。
自動起動の設定
インストールしただけでは使用できませんので、apacheと同じように
すステムの起動と、合わせて自動起動をしておきましょう。
起動します
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systemctl start mariadb |
自動起動の設定をします。
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systemctl enable mariadb |
初期設定とパスワードの設定
次に、MariaDBの初期設定と、パスワード設定をします。
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mysql_secure_installation |
このコマンドを入力すると、
1 |
Enter current password for root (enter for none): |
と表示されますが、インストール完了時にはパスワードは設定されていないため、
ここはエンターで進めてください。
rootのパスワードを設定するかどうか聞かれますので、yで進み
パスワードの設定をします。
こちらもyで進めていきます。
これで設定完了です。
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mysql -u root -p |
でログインできるか確かめてみましょう。
新しいユーザーを作る場合
root以外のユーザーを作成する場合は以下のコマンドで作成できます。
MySQLとsqlのコマンドはほぼ同じです。
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GRANT ALL PRIVILEGES ON `DB名`.* TO 'ユーザー名'@'ホスト名' IDENTIFIED BY 'パスワード'; |
さて、これでデータベースまで作成できました。
最後に
如何でしたでしょうか。
サーバー構築は、作るだけであれば意外と難しくありません。
次回は、必須ではありませんが、GUIでデータベースを扱うことができるPHPMyAdminの導入を行なっていきます。
次回で最終回になります。
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