VPSサーバーの構築 第4回 CentOS7 apache MariaDB PHP7 2018
apacheのインストールやユーザの追加、権限の設定にドキュメントルートの設定が完了しました。
さて、いよいよPHPのインストールとMariaDBのインストールを行います。
remiとは
早速PHPのインストールといきたいところですが、その前にやらないといけないことがあります。
remiのインストールです。
今回は最新のPHP7をインストールしますが、PHP7はCentOS7の公式アプリケーションサーバーではサポートされていないため、
remiという非公式リポジトリをインストールした後に最新のPHP7を入れていきます。
CentOSは安定性重視のサーバー
CentOSは非常に安定重視なため、頻繁に更新が行われません。そのため、remiをインストールして最新のPHPを使用するということです。
非公式といっても、remiはCentOS公式のリポジトリからインストール出来るため、安全性は高いと言えます。
EPEL
もう一つ、EPELというものもあるのですが、こちらもremiと同じく非公式のリポジトリです
こちらはさくらではすでにインストールと設定が完了しているので何もする必要はありません。
remiのインストール
まずはremiのインストールから行います。
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rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rp |
remiが正しくインストールが完了したら、いよいよPHPのインストールを行なっていきます。
PHP7をインストール
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yum install --enablerepo=remi,remi-php70 php php-devel php-mbstring php-pdo php-gd |
全てyで進んでいくと完了します。
php.iniの設定
さて、これでPHPが使えるようになりましたが、デフォルトのままだと不都合があります。
例えばphpで容量が制限されていたり、セキュリティ上あまりよろしくありません。
いくつか設定をしておきましょう。
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vi /etc/php.ini |
以下のように設定をしてきます。
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expose_phpをOnからoffに変更します。これはPHPのバージョンが表示されないようにするためです。 max_execution_time(スクリプト最大実行時間)を30から300に変更します。 error_reportingをE_All&~E_DEPRECATEDからE_ALL & ~E_NOTICEに変更します。 post_max_size(最大POSTアップロードサイズ)を8Mから20M程度に変更します。 先頭の「;」を削除して、default_charsetを文字コードにUTF-8を指定します。 upload_max_filesize(最大アップロードファイルサイズ)を2Mから20M程度に変更します。 先頭のコメントを解除して、date.timezone=”Asia/Tokyo”に変更します。 mbsting.language=Japaneseとします。 EUC-JPをUTF-8に変更します。mbstring.internal_encoding="UTF-8" autoをUTF-8に変更します。mbstring.http_input="UTF-8" SJISをpassに変更します。mbstring.http_output=pass mbstring.encoding_translation=On mbstring.detect_order=auto mbstring.substitute_charset=none; |
これで設定が完了しました。
再起動
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systemctl restart httpd |
apacheを再起動しておきましょう。
まとめ
いよいよ設定も残すところもあと少しになってきました。
次回は、mariaDBのインストールを行なっていきます。
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